塾講師

塾講師として子供を教えていた頃、若かったゆえに子供の視線で物事を考えられるという利点がありました。

その一方、親としての経験がなく、時にどのように子供に接していいのか迷うこともいっぱいありました。
そんな時、塾長がそっと手を貸してくれるのです。
また、塾長が子供と接する方法からも色々学ぶことができました。
例えば、小学校1年生の生徒が急にお腹が痛いと言いだし家に帰ると言い出しました。
私には、嘘をついているようにみえるのですが、確証がありません。
それに、「嘘でしょ!」と言ったところで、相手も意固地になるだけなのはわかっていました。
それに、万が一本当にお腹が痛いのなら対処してあげなければなりません。
さあ、どうしたらいいのか・・・
塾長に、「○○さん、おなかが痛いと言って家に帰ると言っていますが、どうしたらいいのでしょうか?」と聞くと、
「そう」と言って子供のところへ行きました。
そして、「お腹が痛いのなら、お母さんに電話しましょう。そして迎えにきてもらいましょう」というのです。
お母さんが、仕事へ行ってむかえにはこないことは塾長も知っています。
それでも、そうして子供の真偽を確かめたのです。
案の定、子供は「お母さん、むかえに来れないからいい」と言って、勉強始めました。
きっと親なら、こんな方法スッと思いつくのでしょうが、若かった私には新鮮でした。
このように、親なら当たり前のことでも私には一つ一つが学ばなければいけないことでした。
でも、すこしずつ成長し、子供の扱いにも慣れたように思います。

«