観光地の暑さに辟易
鹿児島旅行に行ったとき、桜島にも上陸した。
二ヶ月前に大きく噴火したばかりの桜島だったが、旅行の期間中に噴火はなかったのでホッとした。
市内の渡船場から桜島に渡る連絡船に乗って10分ほど。
短い時間だったが、気温36度ほどで暑い日だったので、風を切って走る船は気持ちが良かった。
桜島に着いた瞬間、灼熱の暑さで予報で言われていた気温よりもっと暑く感じた。
体感としては40度くらいで、今到着したばかりだが早速帰りたくなった。
とりあえず次の連絡船が出る30分後までブラブラすることにした。
ただ、島での移動手段が徒歩しかなかったのだが、イマイチ広さを把握していなかった。
自転車を借りてくればよかったと後から後悔することになる。
島にある市場というか道の駅まで歩いてみた。
いかにも火山というような黒いごつごつした山肌を見て、壮大な桜島にいる実感が湧いた。
なんとか道の駅に着いたころには、汗だくだく。
ソフトクリームを買って涼んでいると、渡船場まで戻るのにまた灼熱だと思うと帰る気が失せてきた。
でも船がもうすぐ出るので急いでお買い物することにした。
桜島でのお買い物の目的はフルーツを買うこと。
ドラゴンフルーツやマンゴーをかなり安く購入してから、小走りで渡船場に引き返した。
なんとか帰りの船に乗れて鹿児島市内に戻った頃にはなんだか疲れ果てていたが、旅行の時間は限られているので、汗だくのまま島津藩のお屋敷に向かった。
当然お屋敷は文化財なので、エアコンがない。
当たり前のことだが、暑さで疲れすぎて案内係の方の説明はほとんど耳に入ってこなかった。
縁側で休む時間があったので座りこんでいると、涼しい風が入ってきた。
こんな風に篤姫も休んでいたのかな〜と思うとノスタルジックな気分になった。
今度は秋冬にリベンジしたい鹿児島旅行の思い出である。